モノクローム（グリザイユ）シリーズもこれで最後にします（笑）集大成ということで色々とモチーフを置いてみました。
ガラス瓶にはユーカリの枝を入れて、壊れた時計の文字盤に流木、貝殻と石ころ。
それぞれの質感を大事にして描きました。
出来上がったものがあまりにくっきりとし過ぎたので最後に上から大きく滲みを加え敢えて汚してみました。
ところでこれはアバロンF8に描いたのですが、この紙、グラデーションが非常に均質に仕上がるように思います。わざとムラに描いても乾いてみるとすんなりしています。し過ぎています（笑）。モンバルやアルシュに比べてもそう思いますね。サイジングが強力なのが原因でしょうか。僕としてはもう少しムラっ気のある紙に描いたほうが良かったかとも思います。以前ストラスモアインペリアルを酷い紙だと思っていた事もありましたが、最近はあの強いムラが残る紙質も肯定的に捉えられるようになりました。
まあ、そうは思っても最も難しい紙には違いはなく、上手く描ける自信はありませんが。
