繪日記帳

折りにふれて描き上げた絵画に言葉を添えて少しずつアップしていこうと思っています

2018-01-01から1年間の記事一覧

顔のない肖像画はありか?

『シーツ男』M15号 パネル 綿布 混合技法 箔 シーツの中で うすら笑っているのかもしれない 悔し涙を流しているのかもしれない

到達できず

鉛筆 紙 昨日のデッサン会のモデルは京都のモデル事務所から来られたチャーミングな方 以前も、その時は着衣だったがここの事務所から来られた可愛いモデルが今や雑誌のレポーターなんかもされるようになってちょっと嬉しくなったりする、そんな事務所の所属…

水彩の世界は広い

ファブリアーノ 部分 油画も決して順調じゃないけれど水彩画の方が今スランプというか頭打ちというか… マンネリ化の真っ只中にいてなかなか出口が見つからないままウロウロするうちに筆も持たなくなってしまった。 流石にこのままじゃいけない、こんな時は一…

自分を見つめて

F30 キャンバス 油彩 今日7月13日は私の60回目の誕生日。還暦である。大学の自由課題で進めてきた自画像による「喜怒哀楽」のうち最後になった「哀」が昨夜完成した。制作にあたって重視した還暦前の自分を描きとることは何とかギリギリ間に合ったと言える。…

久しぶりに水彩画

F8 アルシュ 水彩 2日前の朝、地震があった。震度6弱。 かなり揺れたが幸い何の被害もなかった。だが市内では幼い女の子が犠牲になるという痛ましい悲劇が起こり胸が潰れる思いだ。 絵画はいったい何の役に立つのか。その問いにはすぐに答えられないが、気…

黒い絵

F30 キャンバスに油彩 喜怒哀楽の「楽」が予定よりやや早く仕上がった。やっぱり黒い絵になった。 黒い空間に魅力を感じている。これはバロック絵画の影響というのでもなく私的な嗜好である。「空(くう)」という概念を色彩に表そうとした時、僕は黒を想起…

自転車操業の日々

米を作っていると、この田植え時期と秋の収穫時期が忙しい。 その上本業の仕事もあるので絵を描く気力は振り絞らないと出てこない。 だけど、学業はそうも言っておられない。今年中に来年の卒制に入れるだけの単位を取得せねばならずまさに必死のパッチであ…

どんな表現方法がいいんだ?

Roberto Ferriを模写 部分(グラッシ前) イタリアルネサンスからバロックあたりが最も裸体が溢れたいたのじゃあるまいか。それまでの中世キリスト教社会で抑圧された人体表現への欲求がこの時代に爆発する。ルネサンスはまさにギリシャ、古代ローマへの回帰…

自分を演じてみる

F30 キャンバスに油彩 今、大学の課題作品を描いている。 自由に好きなものを描いて良いらしいので 自画像に取り組んでみた。在学中くらいしか自画像なんか描かんやろうし。 ただ描きたいのは演じる自画像。普通にすました顔は面白くない。 なので感情の基本…

似て非なるもの

なんだか大人びた顔になってしまってやる気が失せたので、この後の描き込みはやめておこう。模写でそっくりに描くのは非常に難しいことはわかってるけれどこれは少し酷すぎた。ただこの模写で下地の平面性がいかに重要であるか改めてわかったのが何よりの収…