繪日記帳

折りにふれて描き上げた絵画に言葉を添えて少しずつアップしていこうと思っています

水彩紙それぞれ

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 手持ちの水彩紙11種の滲み具合を調べてみたところ、こんな面白い結果となりました。スクオラルの000番にたっぷり真水を含ませたあと一度さっと筆洗の縁で払ったものを各紙の上に直径5センチほど丸く塗り、乾かないうちにその中心にホルベイン754の8番でもってこれもホルベインのフタロブルーレッドシェードを取り、チョンと置いて自然乾燥させたのが上の写真です。

 それぞれ個性があって面白いです。水彩紙については僕はあまりネームバリューになびくことはないのですが、今までこうした客観的比較をした事がなかったので、こうして一覧すると感覚的に使いづらかった紙の特性がわかって参考になりました。

 ちなみにホルベインの絵の具は滲みが少ないのでW&Nやホラダムより紙の性質が分かると思います。ということはムラなく描くにはW&Nやホラダムが良いという事でしょうか。

 それにしてもというかやっぱりというかアルシュ(下段左から二番目)は優等生的に滲みが綺麗ですな。お高いだけの事はあるなと改めて納得。