繪日記帳

折りにふれて描き上げた絵画に言葉を添えて少しずつアップしていこうと思っています

〔オルナンの埋葬〕 

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ギュスターヴ・クールベの有名な〔オルナンの埋葬〕

オルセー美術館にある315x660cm の大作

それを17x9cm に描く

しかも水彩

実はこれも課題の一枚

もっと簡単なスケッチでもよかったのですが

頑張ってみました

あまりの細かさに老眼鏡も役に立たず

とうとう根負けしました

しかし埋葬風景を絵にするとはやや不謹慎なようにも思われ

画面左手で十字架を掲げる人がこちらへ向ける視線の厳しさに

それが表れているように思います

 

クールベにおいてレアリスム絵画が確立されたと言ってもいい

つまり、クールベ以降、絵画が一般日常の生活を描くことになる

〔オルナンの埋葬〕はいよいよ絵画がアカデミーから離れて新しい方向へ進む転換点になった一枚だと思います